竹取り女子
行動力とフィーリングの権化みたいなKっちという女子がいる。
好きな芸能人ができれば国境を越えてまで追いかける)、ボードにはまれば冬中雪山にこもる、恵まれない子のニュースを見たら現地までボランティアに行く、とにかく「やりたい!」と思ったその瞬間には走り出している。
そんなKっちは大学のときから規格外だった。あれは大学2年生、私がもうすぐ20歳の誕生日を迎える初夏のこと。
Kっち
「◯◯ちゃん(私)の好きな食べ物なんだっけ〜?」
夏バテ真っ最中の私
「あぁぁ、ソーメンとか…?(わりと適当)」
後日大学に行くと、満面の笑みで「おーい、おーい」と、手を振るKっちがいた。そして、ぐわぁんぐわぁんしなだれる、物干し竿みたいな竹を抱えていた。(もっと言うと、竹のしなだれをよけながら手を振るKっちは1人EXILEのチューチュートレインみたいになってた。)
と言うわけで私は、20歳の誕生日に本格的な流し素麺をプレゼントしてもらったわけです。素麺を流す水はトイレの手洗い場の水だったけどオールオッケー!
Kっちの行動力(もはや、瞬発力?)は、年を重ねて落ちつくどころか加速度を増している。
アスファルトの上で派手に転んで膝のお皿を割ったのに、ケロッとした顔でそのまま富士山に登頂した件はまた今度!