私の出会った愛すべき人たち

だいたい1日1件更新。これまでに出会った印象的な人やものごとを記録。

ピュ〜と吹く系、女子高生

「女子高生」という響きに甘酸っぱい憧れのような気持ちがあるのは何故だろうか。かつて、自分にも女子高生時代があったことがにわかには信じがたい。

 

じゃあ、女子高生だった自分が何をしていたかというと、カラオケや恋愛、部活動などには見向きもせず、放課後は毎日友だち数人とジャスコに繰り出し、まるでスーパーでたむろするおばさんのようにフードコートでただひたすらにだらだらと井戸端会議を繰り広げるのが常だった。そして、おもしろかった漫画の話とかをした。(たしかそのときは「ピュ〜と吹くジャガー」という漫画にはまっていた)

 

そんなとき、授業で班ごとに調理実習が行われることになった。私の班は、仲良しのみきピュ〜(みきピュ〜のピュ〜はピュ〜と吹くジャガーが由来である。言わずもがな。)と、男子2人だった。

 

男子と女子で調理実習とは、言葉だけ聞くとなんとなく甘酸っぱそうなにおいがする。当時、初めての調理実習でまったく料理をしたことのない私とみきピュ〜が張り切った結果、ものすごくまずいものが出来あがった。(まずさの記憶が先にたち、何を作ったのかは忘れた。)

 

そしてそれ以来、調理実習の度にあからさまに男子2人が欠席するようになり、私とみきピュ〜は仕方なく1人ずつ他の班に混ぜてもらうはめになった。

甘酸っぱい、というかほろ苦い経験。

 

あれから時が経ち、みきピュ〜は立派に2児のママになったから、もしかしたら料理上手になっているかもしれないけれど、私の料理の腕前はさして上達はしていない。